スーパーでよく見かける「もやし」。
実は漢字で書くと… 「糵」と書きます。

InstagramやYouTubeにて、万年筆でこの漢字を書く動画を投稿したところ、多くの方に見ていただきました。
今回は、この難しい漢字に隠された意味や由来を調べてみたところ、とても面白かったのでご紹介します。
「糵」の読み方
糵(もやし)
普段はひらがなで書くことがほとんどなので、漢字で見たことがある方は少ないかもしれません。
なぜ「糵」と書くの?
「糵」は、もともと“芽が出た穀物”を意味する漢字です。
昔は、豆だけではなく、麦や米などの穀物が芽を出したものも「糵」と呼ばれていました。
そこから現在の「もやし」という意味で使われるようになったそうです。
漢字を知ると、見え方が変わる
普段スーパーで何気なく買っている「もやし」。
でも、「糵」という漢字を知ると、
“生命が芽吹く瞬間”
を表した、とても力強い文字だったことが分かります。
体力がないことを、もやしっ子なんて呼ぶのはとんでもないですね(笑)
たった一文字の中に、自然の営みや昔の人の感性が込められていると思うと、漢字って本当に奥深いですね。
書家目線で見る「糵」
この字を書いていて感じたのは、上下3つのパーツに分かれているのでバランスが難しいこと。
縦に長くなりがちなので、ちょっと平体ぎみに書くと収まりがよくなります。
気持ち米の左右の払いを大きく書くと字が潰れずイナミックに見えます。
万年筆で書いてみました
万年筆ならではのインクの濃淡や、紙の上を滑る音も楽しんでいただけたら嬉しいです。
今日の一文字レビュー
難読レベル ★★★★★
書きやすさ ★★☆☆☆
字形の美しさ ★★★★★
由来のおもしろさ ★★★★★
おわりに
「糵」と書いて「もやし」。
最初は「読めない!」で終わる漢字でしたが、由来を調べてみると、「芽吹いた穀物」という意味が込められた、とても生命力あふれる文字でした。
漢字は、ただ読むだけではなく、その成り立ちや意味を知ることで、もっと面白くなります。
これからも「難解漢字シリーズ」として、一文字ずつ、その奥深い世界をご紹介していきたいと思います。